ハセガワ サバンナ RX-7
最近のハセガワさんは、昔の人気車を新金型で続々と発売されています。しかもクルマに限らず二輪まで同様のペースで開発するという八面六臂ぶり(黒赤KR絶対作る)。何事でしょうか、これは。
それにしてもこのRX-7の発売が予告された時はもう、うれしくてたまりませんでした。それまでに発売されていたスープラやギャランに心を動かされながらも押し入れに眠っている数々の模型たちの制作を優先し、新しいキットの購入は控えていた私でしたが、さすがにこれは我慢できず近所の模型屋さんに駆け込んでしまいました。
大手通販を利用すれば安く早く手に入るのは分かっています。でも、今この歳になっても模型屋さんからプラモデルの箱を抱えてうちに帰る時のあのワクワク感は子供のころと何ら変わりないんですね、なぜか。そしてそれは私の中ではとても大切なことなのです。考えてみれば、押し入れで眠っている模型の大半は通販で買ったもので、そういうことなのかなあ、なんて思ってしまうんですよね。
完成したとはいえ、いつものように失敗しては手直しを繰り返し、結果あちこち仕上がりに難のある作品となってしまいましたが、それでも満足です。12Aまでは再現されていませんが、だからこそこの価格で矢継ぎ早に新製品をリリースしてもらえるわけですから、文句などあろうはずがありません(いずれ追加パーツ入りで登場するでしょうけど)。
私が好感を持った点は、フロントウィンドウが一枚ものでなおかつサンバイザーが付いていたところ、別パーツのドアノブが、ボディの貫通部にしっかり取り付けられるところなどです。不満点はサイドモール。これは別パーツ化せずモールドでよかった。アンダーゲートとはいえパーツの整形や接着の手間が、塗装と研ぎ出しの手間を上回ります。
巣ごもり需要とかで模型人気が高まっているそうですが、良い事ばかりではありません。そう、転売屋の存在です。生活がかかっているのか知らんが最近は行き過ぎです。そのうちわかるけどあんたら自分の首絞めてるぞ。
まそれはともかく、もし通販サイトで欲しい模型の価格が発売前から吊り上げられていたら、可能なら模型屋さんに行って注文してみましょう。高くても定価で買えます。それでもだめなら棚に並んでいる他の模型に目を向けてみてください。今まで気付かなかった、作って楽しい模型たちが、じっとあなたを見つめていますよ。
新車発表会の時、オヤジに連れて行ってもらったなあ…