考え方 7

前回の続きです。

 

灯火類について

  薄暮時など、ライトは早めに点灯させるに越したことはありません。教習所で教わった、「見るためだけのものではない」ということを忘れないようにしましょう。
 ところでここK県では、どんなに暗くなっても驚くほど皆ライトを点けません。これは、その地域における安全運転のベンチマークたるパトカーが、真っ暗な中あるいは土砂降りで視界が非常に悪い中、無灯火で走行している姿(デイライトすら無い)を何度か見かけたことから県民性と判断できます。これとは逆にその点灯の早さに驚いたのが北海道に行った時で、もしかして西に行くほど遅くなるのかなあ、なんて考えてしまいました。それはともかく、状況をよく見て自分で判断することが大事です。それでもうっかり遅れる時もありますので、例えば対向車線を走ってくる大型トラックのライトに注意を払うことも一つの方法です。彼、彼女らは運転のプロであり、誰よりも早く正しい判断を下すからです。少なくともかつてはそうでした。
 ウィンカーについても、K県に限らずですが、似たり寄ったりの状況です。ウィンカーには自分の行動を前もって周囲に知らせる役目があります。なので曲がる直前や車線変更を始めてから使用してもあんまり意味がないです。中には交差点を曲がりながら突然点滅させる器用な方もいますが、あれは面白いので文句は言いません。ただ、何かと手間のかかる左折中に余計な操作を増やすぐらいなら使わない方がいいとは思います。とにかくウィンカーのルールには実用性がありますので、積極的に使用しましょう。

 

「考え方」はここで一区切りにします。くどいようですが、最も大事なのは決められたルールを守って運転するということです。とはいえ長く運転していると、規則はただ守ればいい、という考えに陥りがちなのも確かです。できることなら、なぜそう決められているのか、守らなければ何が起こるのかといった本質の部分にも目を向けてもらえたらと思い、いくつかのルールを取り上げてみました。

 色々書いてきてなんですが、かくいう私も、どうひいき目に見ても真面目で真っ当なドライバーとはいえません。それどころか過去にいくつもの違反を行い、何度も警察のお世話になってきた「不良ドライバー」です。お恥ずかしい話ですが、結局のところ私にとって安全を脅かす最大の敵は私自身であり、ベテランドライバーとなった今も、そんな自分と戦い続ける日々です。

 

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